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年末はアメリカに滞在していました

アメリカに小さい人と行っていました。

もう小さい人も、1歳9カ月から2年おきに訪問し続けて
今回で、4回目です。慣れたもんですネ

わたしはこの家の人と懇意にさせてもらい始めて20年。
19歳からの付き合いになります。

この知り合いの家はカリフォルニア州のリバーサイド郡。

RIMG1351.jpg
半分この犬と散歩したり、時間を過ごすために来ている小さい人。

RIMG1357.jpg
家の庭は広いので運動不足にはならないのですが
まあ、散歩行くと犬ものすごい喜びよう。

他に公園があるわけでもないし、
(一番近くのスーパーまで大体2キロくらいw)
近所に小さい子もいないので
犬と散歩が一番の楽しみだったようで
1日に何回も散歩に行っていました。


ホストマザーに小さい人が
「私も犬を飼ってるんだけど、カリフォルニア州に住んでいるんだよねー」
って、言ってたよって教えてあげたら、
ものすごく喜んでいて、あちこちで自慢しているそう。

ホストマザーは実の娘はいないのでわたしは本当の娘のように
大事にしてもらっていて、本当に大切な関係です。
20年も忘れずにいつも来てくれてありがとうね!といわれます。
こっちこそ、もともと住んでいた家なので居心地いいし、
知り合いもたくさんいるし、実家に帰省しているノリですね。

いつもどこか行きたいところがあるか?って聞かれるんですが
クリスマスシーズンなので、どこへ行っても大混雑。


サンベルナンディーノ郡のビックベアーマウンテンというところが
割と近くにあり、そこのアローヘッド湖というところで
鳥に餌をやっているところ。
餌は50セントくらいで、その辺で売っています。大量な感じ。

RIMG1364.jpg

今回も、サンディエゴズーへ行きたいねっていって出かけたはいいものの、
ものすごい混雑で、入場できず、断念。
代わりにコロナド・アイランドという高級リゾート地の海岸で遊びました。

RIMG1381.jpg


ハイクラスの人々は、礼儀正しく、
安心感のあって私には居心地のよいの場所でしたが、
ホストマザーが居心地の悪くなるような場違い感だったようです。
RIMG1382.jpg
まあ、みんなお金持なので
「Hands up!」なあんてことにならない
という、安心感もすごくありますねー

確かに私も服装からして
パーカーにジーンズで、
TPOを無視していましたが(動物園に行く予定だったのでw)
そこまで場違いを意識できませんでした。

アメリカはそういう「差」がとてもはっきりしているようですね。

というより、
日本が本当に貧富の差がまだそんなに
すごくはっきり差がないのかもと思いました。



今回、南カリフォルニアに行って思ったのですが
貧富の差の激しさがすごいこと。

社会システムに興味があるので
なかなか勉強になりますね。

実際、自分の知り合いにホームレスの人がいます。
彼女はわたしをJapanese friendって呼びますし
何回もあってるし、会うたびにハグしたりします。

失礼な言い方かもしれませんが
彼女は別に臭くもないし、汚くもない。
アメリカはそういう社会福祉がすごいです。

しかし、今回すごく思いましたが
社会悪ともなりうるものでもあるかなと。

一番印象的だったできごとが
上記のホームレスの知り合いが逮捕されている現場に
出くわしてしまいました。

こんなに簡単に捕まるんだ
しかも寒いし雨降るから刑務所に寝泊まりしたい
というのもあったのかもしれない
と、言われちゃうくらい気軽な感じなようです。
これには本当にカルチャーショックでした。

聞いてはいたので知ってはいたけど、
実際に目の前で起こるとショック大きいです。
わたしは日本社会に慣れ過ぎているのだなという猛省もありました。


印象的なジョークに

「アメリカ合衆国は2012年は●●万人の人にフードスタンプを支給することに成功しました」

「ナショナルパークからのお願い。野生動物に餌をあげないでください。
なぜなら、彼らが野生を失い自分でえさをとることができなくなるからです」

という二つの文章が並列して並べられているものがあります。

この「フードスタンプ」とは、
収入のない人が餓死しないために
最低限の食料支給は保障するというもので
食料を安く、もしくはタダで得られるというもの。

これを使えば上記の友だちも
現金はなくとも、
食料だけは手に入り、生きることができます。


しかしながら、
生活レベルが低い人は
食とテレビのみが楽しみとなり
肥満につながるわけですね。

向うの人で現金は持っていないし
家もないけど、みな丸々太っている。

「どんな人でも飢えることのない平和な社会」
素晴らしいことだと思います。

それは、自立して生活していくには
かなりの覚悟と努力、意思が要るというオチでもあります。
プライドとの戦いですね。

貧困の泥沼から抜けられないと思いこみ絶望感があると、
少しでも現金を得ても
麻薬、たばこ、酒などに使ってしまいます。


以前、子育て支援をしていた時に
テーマだったのが「自助力を奪わないこと」でした。

これはなんでもそうなんですけど
肩代わりしてあげることが善ではないということです。
オーバーになっているところを一時的に肩代わりしても
なぜオーバーになるかという根本を解決しないと
平行線だからですね。

現状を打破するために必要な支援。
それが重要だと言われていました。

飢えている地域に
食料を配っても飢えの根本を取り除かなければ
貧困の原因を探り、解決しなければ
与え続けなくてはいけないというわけです。

自分で立ち直り、支援が要らなくなる
チャンスを奪わない支援方法というのがよい
という考え方です。

これは本当に全体的な調和を考えて
あちこちバランスを見ながら、法律やシステムを整備しないと
できないことなんですよ。
あちこち連携して、一つの信念に基づき構築しないと
このフードスタンプのように、泥沼貧困層を作ってしまう。

つまり餓死しないから
必死にならないし、

ものすごく努力して必死にならないと
成功できない社会でもあるアメリカ。

フードスタンプは餓死を防ぐよいシステムでもあるんですが
必死にならなくてもまあいいかという堕落の落とし穴にはまりがちです。

アンエンプロイメントという失業補償は、
職を探してなくても失業していれば、その補償が受けられるわけです。

お金持ちは痩せてスタイルがよく
貧困層は太るというおかしなカラクリ、
日本では理解されにくいですよねー。

いいとも言えないし、
悪いとも言い切れない、
自分の意思の力を試されるシステムだなと
恐ろしいなあと思いました。


((追記))
場違いの感覚、貧富の差の意識
って何が形成しているんだろうと考えていたんですが

「自分の身分相応不相応を感じる意識」
なんじゃないかなと思い当たりました。
TPOでしょうかね。

よく聞くところの話では
日本にいると親しみ難い「ドレスコード」とか
象徴的ではないでしょうか。

つまり
自分はふさわしく振舞えているかどうか
の感覚が気付きにくいし、築きにくいということ。

それだけ日本は貧富の差がまだ激しくなく
身分の意識がない稀有な国なのだなと
改めて、意識し直しました。

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2013.01.01 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 旅欠乏症…

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プロフィール

みかみ まき

Author:みかみ まき
わたしのブログへようこそ。普通の会社員をして、結婚し、子どもを産んだら人生に迷い始めて、子育て支援系NPOで働いてました。そこで偶然学び始めた【占星術】。釈然としない自分の中の疑問、星を見てみたら結構すっきり。毎日にっこりいられるよう、星に何でも聞いてみて、自分の中にオチを見つけることをモットーにしています。

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